2014年 奄美大島旅行記 

  島のゆしぐとう書展 奄美群島日本復帰60周年記念
                                  主催者 田中一村 記念美術館


           指導  四本 健治
           出品  蘇鉄会  ガジュマル会 あざみ会 ふよう会

 







講師 四本健治氏 の作品


   
儲けじゃんくま しまつすいれい
稼ぐだけでなく 始末をしなさい
 とう いぶい      うな  いんちき ね
 十の指や  同じ長さや無ん


10本の指の長さが バラバラのように
もそれぞれ個性がある。人






 




講座生の作品


   
 にぎ       てい      むん ぬ
握るちゅん 手なんや 物や載らん


 与えようと思っても、受け取る気がないなら
どうしようもない

えーじょうし くうむ
痩せ牛ぬ 子思い
びんぼうな親ほど わが子への愛情が深い
   
 よわさ   まーさ
空腹が  ご馳走


空腹は最高のご馳走
きぬ    ちゆ うい   きゅー わが  うい
昨日や人ぬ上  今日や吾が上


昨日は他人身も 今日は我が身
   
 むんぐうと 知りはてやねん
物事は知り尽くすということはない

 ゆらてぃ 語るぃはどう かなしや
あつまって 語り合えば 親しみがふえる

 
私たちが奄美大島に行ったとき、田中一村記念美術館の別室で
四本氏指導の講座生の書道展が開催されていました。

蘇鉄会、ガジュマロ会、あざみ会,ふよう会の四つの会の皆さんの作品です。

「ゆしくどう」とは、人々が生活の中で培ってきた知恵のことだそうです。
奄美には格言や教訓が 方言のまま伝えられていて
「奄美方言かるた」「奄美ことわざかるた」として残されています。

今回は、出品者が自分の好きな言葉を選んでそれぞれ書いたそうです。
42の作品は、あたたかくおおらかな作風で読みやすく島を愛する心が
伝わってきて私たちの心を打ちました。

一作一作に先人たちの豊かな心が溢れています。


夫の講演の主旨でもあった『書は自分の思い入れのある「ことば」を選んで書く』
を実践したいい展覧会だと思いました。
四本氏の指導力の大きさ・的確さに感じ入りました。

この展覧会の開催は1月6日から16日までだったそうで
私たちの奄美訪問ぎりぎりで間に合ってグッドタイミングでした。



おみやげ屋で買った 奄美ことわざカルタ



 




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田端推雲の書







              

















                   


                    
   
           

                                       
                                                    
  
 

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