第21回  恒河沙展  仲間の作品 その1 2012年9月14日〜17日


 
 


    


会員7人の合作 (推雲の文)

誰がどの行を書いたかわかりますか? 21年間の精進で 7人のリズム筆力を合わせたハーモニー作品が書けるようになりました。
この文は 推雲が 彼自身の願いをこめて 会員に渡した 文章です。




書を学ぶということ
書にはまず「真摯な姿勢」が要求されます。 「真摯」とは雑念や余念・邪心がないことです。 
また書の世界にわけ入るには
己の内なるの欲求が不可欠です。
その欲求が己独自の線質や
リズム・雰囲気といったものを生み出していきます。
その指針となるものが書の古典です。
古典にはさまざまな古人の「息吹き」が詰まっています。
「息吹き」とは古人が生きた時代の呼吸・血肉のざわめき、苦悩や喜びなどのことです。
数かぎりない古典のどれを選ぶかによって古人との対話も変わってきます。
そうやって古典を学びながら己に少しずつ厚みを加えていく
そんな作業が書を学ぶことです。
遥けくも遠い書の道です。
人生の苦労は浜の真砂ほど尽きることはありません。
しかし
そんな苦労の伴侶に「書」という小悪魔がいるなんて
すてきなことです。




古城麗紅

   
     孱(せん)                    宴

小野崎香苗

   
  
臨書 海岱帖         「青空しんこきゅう」 山川啓介



21回 恒河沙展 推雲の作品   

21回 恒河沙展 仲間の作品 その2
 
    
 
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