第23 回 恒河沙書展 2
 
2014年11月27日〜12月3日(国立コートギャラリー)

    
  推雲の作品



石門銘
190×140



寄り会ふて 離れてゆずの 仕舞風呂









  



                  克敏の書の主旨  

              「ことば」を書こう  「漢字・かな交じりの書」のすすめ


          ○ 日本だけの書「漢字・かな交じりの書」について  

          ○ 「漢字・かな交じりの書」  書道界の流れと歴史

          ○ 「漢字・かな交じりの書」のよりどころはやはり「漢字,かな」の古典の名品であること

          ○ 師に就くということや、一門に入るということは 師の書風をそっくり真似ることではなく
            「師の辿った努力の道筋を辿る」ということである。
             
          ○ 日本の書道界、書壇の現状 集団を作り、集団に入りたがることの意味。
             不透明な公募展の審査など。

          ○ 個性について 
             技巧を排して思った通りにそのまんまを書くのでは芸がない。 
             修練により古典の技法を身に着けたうえでこそ、自由な個性がだせる。

          ○ 何を書くか
            書く字は単なる素材であってはならない。選んだ文や漢詩などは 何度も読み、
            その背景や詩人の境遇まで思いをはせて、理解し愛してからから筆をとることが肝要。
            思い入れのある文を書こう。

          ○ わざと粗雑に荒っぽく書いたり、線のみを強調したり、稚拙・下手ぶって書いたり、
             ハッタリや、極端なデフォルメの書を自分は好まない。

          ○ 自分の成長とともに、書も変化し豊かになってていくのが当然である。 
     

          ○ 理想は「自分のことば」を書くこと。

            「自分のことばを書作するようになって、私はことばの一字、一句に心を
              研ぎ澄ますように心がけました。
              そして 日本語には濃やかな感情が溢れていることを改めて思い知らされました。

             ことばを、親鳥が大切に卵を温めるがごとく 心中に温めつづけ、
             その 機が熟したところで私は筆を執ります。
             そこで生まれたものは紛れもない 「自分の書」だからです。


            私は 死ぬまでに 一作でもいい 書と自分のことばが一体となった作品に
            出合いたいと思っています。」

                                        田端推雲  冊子より抜粋


 ◎会場風景  
 
▲会員の作品NO1  
■会員の作品NO2


伊豆大島での書の講演
今までの克敏の個展          
道子とKのギャラリー

つれづれ日記     

             
                                  
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