厦門大学付属・嘉庚学院大学
ロシア・マガダンを終えて、3年ぶりに再び厦門に戻りました。
「厦門大学の付属私立大学が新設されたので、是非教えに来てください」
と厦門大学の日本語科部長からお声がかかったりました。
前の教え子たちに再会したいのと、マガダンが極寒の地だったので南国に行きたいという気持ちがあったので、再び厦門に行くことを決めました。。
今度の大学は私立。厦門から船とバスで一時間の章(サンズイへん)州にあります。教師の半数は厦門大学の先生で、船で通って教えに行くのです。毎日教師専用の特別定期便が出ます。
外人教師も厦門市に住み、毎朝バスと船で大学に通いました。この通勤でかなりのエネルギーを消費し疲れました。
厦門大学の先生からも苦情が出ていましたが、この新大学が軌道に乗るまで仕方ないことだったとおもいます。
章州市は広大な土地を大学に無料で貸すことで大学を誘致、市の経済の活性化をねらったようです。厦門大学にもメリットが多くが話が進んだようです。
厦門大学本校の1,2年生の授業もこの大学敷地内に移され、学生宿舎も同じ敷地に移転しました。何もなかった荒野に巨大な大学と建物とホテルと商店が忽然と出来たというわけです。経済特区厦門人の発想の大きさに感心しました。
私立ですから学生は高額の授業料を納付して学びます。学生は福建省内の中流の家庭の子女が多かったようです。学生の質は意外に優秀で本校の学生と変わらないレベルの学生がかなりいました。だから授業の程度を落とす必要はありませんでした。
純和室での日本文化授業
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